歯科偶発症と最低限知っておきたい薬剤の知識の勉強会を開催しました!
診療所で起こりうる事例
・皮下気腫
・上顎洞穿孔
・親知らず口腔底迷入
・印象材、縫合糸の残存
・ドライソケット?
・リーマーの誤飲
・薬剤の使用注意
・その他
薬剤に対する注意
1)抗血栓療法に使用されている薬剤
2)BP製剤
3)歯科で投与する抗生剤の知識
主な抗血栓症薬
抗凝固剤・・・ワーファリン
・・・ヘパリン(非経口)
抗血小板薬・・・バイアスピリン、バファリン81
・・・パナルジン
・・・プレタール
・・・エパデール
・・・ロコルナール
血栓溶解剤・・・ウロキナーゼ
骨粗鬆症治療薬
BP製剤
・ボナロン
・ベネット
・フォサマック
・ボノテオ
・リカルボン
・アクトネル
・ダイドロネル
活性型ビタミンD3製剤
・ワンアルファ
・アルファロール
・エディロール
SERM
・エビスタ
・ビビアント
少なくともこれぐらいの薬剤は覚えておこう。
顎骨壊死を起こさないように
普段から口腔内の清掃状態を良好に保っておくことが一番大事!!
壊死を起こしやすい人の清掃状態を見ると不良の人が多い。
口腔外科のガイドラインでは少なくとも3か月の休薬(経口剤)を進めている。
薬の半減期は約12年と長いため、完全になくなることはない。
しかたなく外科処置行う場合は、少なくとも完全なソウハ、完全な閉鎖創にする。
個人的にはフラジールの創面塗付すすめる。
終わりに・・・・
歯科医師も歯科衛生士も知識を持たず治療を行っていることは危険性を察知することはできない。
治療を行う前に、薬剤などの知識があれば、トラブルに巻き込まれることが少ない。
初めて見る、初めて経験するそういったときに冷静に処置できるかは歯科医師、歯科衛生士の技量にかかっている。